弊社では、この度の東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けまして、各種製品・原料等の放射能汚染検査事業を 2011 年 4 月より開始いたしました。 東京電力福島第一原子力発電所における事故は、福島県内外に多大なる影響を及ぼし、農業・水産業・商業・工業等の諸分野で、出荷停止・注文取消し・受入拒否等の甚大な被害が生じております。 |
放射能汚染検査を実施している弊社白河分析センター外観(福島県白河市所在) |
| 弊社では、福島県内に分析センターを置く企業として、これらの信用不安払拭の一助となるべく、放射能汚染検査を実施しております。事業開始以来、福島県内を中心に多くの機関、個人の皆様からお引き立てを頂く中で、事態の深刻さをあらためて痛感させられる毎日でありますが、復興への長い道のりを皆様とともに歩んで参る所存です。 本事業に関しましては、技術アドバイザーとして木越邦彦先生(学習院大学名誉教授)、井原智先生(杏林大学放射性同位元素部門)のご指導、ご協力を頂いております。 |
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現在、測定対象に応じて以下の 3 種類の方法で残留放射能の測定を行っております。
(1)工業製品等の表面汚染度検査
[ 測定単位:マイクロシーベルト毎時(μSv/h )またはベクレル毎平方センチメートル( Bq/ 平方cm) ]
上の 2 種類の測定単位(異なる装置を使用)での測定・報告が可能ですので、目的によってお選び頂けます。
(2)環境(大気)中の放射線検査
[ 測定単位:マイクロシーベルト毎時(μ Sv/h ) ]
(3)液体・食品・土壌等に含まれる放射性核種検査
[ 測定単位:ベクレル毎キログラム( Bq/kg ) ]
放射性ヨウ素( I-131 )、放射性セシウム( Cs-134 、 Cs-137 )を検出し、各々の放射能の強さを測定します。
工業製品等の表面で放射線を測定する検査です。測定方法は空港などで見かける人体に対して行うスクリーニングと基本的に同じものです。
現在、国内または諸外国において、工業製品等の放射線量に対する統一的な検査基準は存在しません。弊社では異なる検査基準に対応するべく、次の 2 種類の測定方法を用いて検査を行っております。
γ線スペクトロメータ( NaI(Tl) )による放射線量率の測定
[ 測定単位:マイクロシーベルト毎時(μ Sv/h ) ]
測定対象に放射線を検知する部分を近づけ、検体表面で検出される放射線量を測定します。測定結果は、検体表面での測定値と、周囲の環境などに起因し検体とは無関係に検出される放射線の測定値(バックグラウンド)を求め、検体表面での測定値からバックグラウンドを差し引いた値をご報告いたします。
測定単位はマイクロシーベルト毎時(μ Sv/h )で、放射線が人体に影響する度合いを表します。
尚、この検査では放射性物質の種類(ヨウ素、セシウム等)の特定(同定)は行いません。
β線用シンチレーションサーベイメータによる表面汚染密度の測定
[ 測定単位:ベクレル毎平方センチメートル( Bq/ 平方cm) ]
測定対象にプローブと呼ばれる放射線を検知する部分を近づけ、検体表面で検出される放射線を測定した数値(単位: cpm 、 1 分当たりの計数率)から、周囲の環境などに起因し検体とは無関係に検出される放射線の測定値(バックグラウンド)を差し引きした後、表面汚染密度(単位: Bq/ 平方 cm )に換算してご報告いたします。
Bq (ベクレル)は、報道でもしばしば耳にしますが、一定の時間( 1 秒)に崩壊する原子の数として放射能の強さを表す単位で、放射能に関するさまざまな基準に用いられております。弊社の測定報告書では、 Bq/ 平方 cm として、測定した検体の表面 1 平方 cm あたりの放射能の強さを示しております。
尚、この検査では放射性物質の種類(ヨウ素、セシウム等)を特定(同定)することはできません。表面汚染密度として報告する値は、検出された放射線を全て放射性ヨウ素131 ( I-131 )に由来するとみなして算出されます。
この測定では、福島県ハイテクプラザ様との連携により、作業工程や手法を統一し、データの信頼性を高めております。
γ(ガンマ)線スペクトロメータ( NaI(Tl) )を使用し、測定地点における大気中の放射線量率を測定します。現地にて装置を立ち上げ、測定を行います。
測定単位はマイクロシーベルト毎時(μ Sv/h )で、放射線が人体に影響する度合いを表しています。
環境中の放射線量率は、報道や自治体ホームページ等で日々公表されておりますが、測定地点の地形や気象等のさまざまな条件によって変動しますので、例えば工場の敷地や倉庫内などといった特定の場所の放射線量率を厳密に確かめるためには、各々個別に測定する必要があります。
尚、この検査では放射性物質の種類(ヨウ素、セシウム等)の特定(同定)は行いません。
(3)放射性核種検査 (放射性核種( I-131 、 Cs-134 、 Cs-137 )別の測定)
液体・粉末、食品、土壌等に含まれる残留放射能を放射性物質の種類(放射性核種)別に測定するものです。
検査方法はNal(TI)シンチレーションスペクトロメータを用いた核種分析とGe(ゲルマニウム)半導体検出器を用いたγ(ガンマ)線スペクトロメトリーによる核種分析の2種類をお選びいただけます。検体をお預かりした後、検体の形態・種類に応じた前処理を行い、専用容器に充填し測定します。検体に放射性物質が認められる場合、核種に応じたエネルギーのγ線が検出され、放射性ヨウ素(I-131)、放射性セシウム(Cs-134、Cs-137)を同定します。さらに、それぞれの核種の測定値から周囲の環境などに起因し検体とは無関係に検出される放射能の測定値(バックグラウンド)の補正後、残留放射能の強さを計算します。
残留放射能の強さは Bq/kg という単位でご報告します。 Bq (ベクレル)は、報道でもしばしば耳にしますが、一定の時間( 1 秒)に崩壊する原子の数として放射能の強さを表す単位で、放射能に関するさまざまな基準に用いられております。弊社の測定報告書では 1kg を単位質量とした検体の放射能の強さを示しております。
検体調製、測定に関しましては、文部科学省放射能測定法シリーズ(「緊急時におけるガンマ線スペクトロメトリーのための試料前処理法」等)を参照しております。また、食品類に関しては、厚生労働省の通達(「緊急時における食品の放射能測定マニュアル」)等にならって実施しております。
なお、検体を専用容器にできるだけ隙間なく充填するため、野菜等の食品類は見た目以上に量が必要となりますのでご注意下さい。

| 測定機器種類 | 検出下限値(参考) | 専用容器の容量 | 必要検体量 |
| Nal(TI) | 20Bq/kg | 1L | 野菜・果物・米 1kg〜 稲わら 500g〜 土壌 2〜3kg |
Ge半導体検出器 |
〜5Bq/kg程度 | 2L | おおよそNal(TI)の倍量 |
上記以外の検体、または必要量に満たない検体の測定をご希望の場合は別途ご相談ください。
| 1.お問い合わせ |
| ご依頼の前に、弊社放射能測定部門にEメール、ファックス、電話等によるお問い合わせをお願いいたします。現在ご依頼が混み合っているため、できるだけEメールまたはファックスにてご連絡を頂けますようご協力下さい。 |
お問い合わせ先: 株式会社加速器分析研究所本社(放射能測定部門) |
| 2.依頼書のご提出 | |
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ご依頼に当たりまして、「依頼書」をご提出頂きます。下記リンクより「放射能核種検査依頼書」様式をダウンロードし、ご記入頂いた上で、 E メールまたはファックスで本社放射能測定部門(上述「 1. 」参照)にお送り頂くか、測定対象検体とともに白河分析センター(後述「 3. 」参照)にご送付もしくはご持参下さい。 現在測定のご依頼が多く、ご依頼後すぐに対応できるとは限りません。そのため、検体を直接ご持参頂く場合には、訪問時間の予約が必要となりますので、必ず事前にEメール、ファックス、電話等にてご相談下さい。 |
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(1) 「工業製品等の表面検査」依頼書様式ダウンロード |
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| (2) 「環境中の放射線量率測定」依頼書様式ダウンロード |
依頼書ダウンロード 記入例ダウンロード |
| (3) 「核種検査」依頼書様式ダウンロード |
依頼書ダウンロード 記入例ダウンロード |
- 様式のダウンロードができない場合はEメールまたはファックスにてお送りいたしますので、お問い合わせの際にお申し付け下さい。
| 3. 測定検体のお預かり |
| 測定検体のお預かりには 3 つの方法が有ります。 |
| (1)測定対象検体を送付 検体をご送付頂く場合は、依頼書と共に下記白河分析センター宛にお送り下さい。 |
| (2)測定対象検体を持参 |
(3)弊社職員が出張して測定・検体採取
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測定対象検体ご送付・ご持参先: 株式会社加速器分析研究所 白河分析センター |
- ※検体を直接ご持参頂く場合には、訪問時間の予約が必要となりますので、必ず事前にEメール、ファックス、電話等にてご相談下さい。
| 4. 測定・ご報告の流れ | ||
測定から報告書の提出までは、以下の工程となります。 |
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| (1) 表面汚染度 検査 |
検体送付・持参 | 白河分析センターにて測定→報告書作成 |
| 出張 | 現地にて測定→報告書作成 | |
| (2) 環境放射線検査 | 現地にて測定→報告書作成 | |
| (3) 放射性核種検査 | 検体調製→白河分析センターにて測定→報告書作成 | |
| 5.お支払い | |||
| 測定方法 | 請求書 | お支払い方法 | |
| (1)表面汚染度 検査 |
検体送付 | 検体、報告書とともに郵送 |
下記銀行口座に後日お振込み |
| 検体持参 | 測定後手渡し | その場でお支払いまたは 下記銀行口座に後日お振込み |
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| 出張 | |||
| (2) 環境放射線検査 | 測定後手渡し | その場でお支払いまたは 下記銀行口座に後日お振込み |
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| (3) 放射性核種検査 | 検体送付 | 報告書とともに郵送(検体を 返却する場合は同梱) |
下記銀行口座に後日お振込み |
| 検体持参 | |||
料金お振込み先銀行口座:みずほ銀行 向ヶ丘支店 口座種類:普通 口座番号: 3016775 |
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納品・納期
| 測定方法 | 納品 | 納期 | |
| (1)表面汚染度 検査 |
検体送付 | 検体と測定結果の報告書を同梱し 、郵送 |
3 営業日程度 |
| 検体持参 | 測定終了後、その場で報告書を作成、提出。測定量が多い場合、略式の報告書をお渡しし、後日正式な報告書を送付 | 検体数点で 1 時間程度 (検体の大きさ、個数によっては、更にお時間を頂く場合があります) |
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| 出張 | |||
| (2) 環境放射線検査 | 測定終了後、その場で報告書を作成、提出。測定量が多い場合、略式の報告書をお渡しし、後日正式な報告書を送付 | 1 測定地点につき 1 時間程度(装置の立ち上げから測定、報告まで。移動時間は含まない) | |
| (3) 放射性核種検査 | 検体送付 | 測定結果の報告書と返却検体を同梱し、郵送 | 3 営業日程度 |
| 検体持参 | |||
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射性核種検査の場合、お預かりした検体は原則弊社で処分致します。ご返却が必要な場合は着払いにて承りますのでお申し出ください。
尚、放射線量が特に高い検体、処分が難しい検体につきましては、お引取りをお願いする場合がございますので、予めご了承ください。
料金
(1) 表面汚染度検査の測定料金( 1 検体当たりの単価、消費税抜)
検体寸法 |
料金 |
50 × 50 × 50cm (表面積 15,000 平方センチメートル)程度まで |
¥ 6,000 |
80 × 80 × 80cm (表面積 38,400 平方センチメートル)程度 |
¥ 8,000 |
100 × 100 × 100cm (表面積 60,000 平方センチメートル)程度 |
¥ 10,000 |
検体が極端に小さいもしくは大きい場合には、別途ご相談させて頂きます。また、個数によってはお値引きできる場合もございます。
(2) 環境放射線検査の測定料金
1 測定地点当たり 8,000 円(消費税抜)
測定地点数によってはお値引きできる場合もございます。
(3) 放射性核種検査の測定料金( 1 検体当たりの単価、消費税抜)
| 検査方法 | 必要検体量 | 検出下限値(参考) | 料金 |
| Ge半導体検出器による核種検査 | 2L | 〜5Bq/kg程度 | ¥ 19,000 |
| Nal(TI)シンチレーションスペクトロメータ による核種検査 |
1L | 20Bq/kg | ¥ 10,000 |
但し、両手法共に、土壌検体は前処理オプション料金として1,500円が別途加算されます。
測定検体の個数によってはお値引きできる場合もございます。
オプション:英文報告書の作成
1 報告書当たり 1,000 円(消費税抜)
会社概要